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アキレス腱が痛い|走り始め・翌朝の痛みをどう考える?

更新:2026年11月3日

朝の一歩目で、かかとの少し上がこわばる。
走り始めは痛いのに、身体が温まると気にならなくなる。
ところが翌朝、また同じ場所が痛む。

アキレス腱の痛みでは、運動中に楽になることだけで「続けて大丈夫」とは判断できません。練習の前後と翌朝の変化を合わせて、負担を見直していきましょう。

アキレス腱のどこが痛むかを確認します

アキレス腱は、ふくらはぎからかかとへつながる腱です。繰り返し負担が加わることで、痛みやこわばりが生じることがあります。アキレス腱炎、アキレス腱症、アキレス腱障害などの名称で説明されます。

かかとの骨に付く部分が痛む場合と、そこより上の腱が痛む場合では、調整したい動きが異なります。靴の縁が当たる場所や、走る距離を増やした時期も確認します。[5]

突然の衝撃感があれば、受診を優先

普段から痛みがあったとしても、急に「後ろから蹴られた」「切れたような音がした」と感じ、蹴り出しにくくなった場合は、断裂などの確認が必要です。当日中に整形外科へ相談してください。[4]

慢性的な痛みの続きと決めつけて、揉んだり伸ばしたりしないでください。痛みが増え続ける、日常の歩行にも支障がある場合も、運動を続けず早めに評価を受けましょう。

休む量と、続ける内容を具体的に決めます

「しばらく休んでください」だけでは、仕事も部活動も調整しにくいものです。当院では、走る距離、坂道、ダッシュ、ジャンプ、立ち仕事などを伺い、どの場面が負担になっているかを整理します。

例えば、週末だけ距離を一気に伸ばしている方と、毎日の練習で跳ぶ回数が増えた方では、見直す点が違います。練習時間、痛みが出るタイミング、翌朝の状態を簡単に記録していただくと、相談が具体的になります。

休養と運動のバランスは、その人の状態に合わせて考えます。「少し痛くても全員走ってよい」「完全に休めば必ず治る」と一律には決めません。

強く伸ばすほどよいわけではありません

アキレス腱への運動は、痛む位置と状態に合わせて選びます。特に、段差からかかとを深く下ろす運動は、骨への付着部が痛む方に、そのまま勧められる方法ではありません。[5]

動画で見た運動を増やす前に、自分の痛みに合っているかを確認しましょう。回数だけでなく、動かす範囲、体重のかけ方、翌日の反応も含めて調整します。

靴やサポート用品も、購入したら終わりではありません。普段の靴を持参していただけると、当たり方や使う場面を一緒に確認できます。

当院では、腱の状態と生活での負担を合わせてみます

受傷歴、圧痛、腫れ、足首の動き、歩行などを確認し、必要に応じてエコーを補助的に使います。画像に変化があるかだけで、痛みの原因や運動再開を決めるものではありません。

当院で対応できる状態では、負担の調整、施術、必要に応じた物理療法、運動指導を組み合わせて相談します。経過が思わしくない場合や、他の損傷が疑われる場合は医療機関へ案内します。

よくある質問

運動中に痛みが消えれば問題ありませんか?

運動後や翌朝に悪化していないかも確認します。その場で楽になることだけを、練習量を増やす理由にしないでください。

どのくらいで元の練習に戻れますか?

痛む期間や場所、負荷への反応によって異なります。日数を約束するのではなく、戻したい練習を分けて、進め方を相談します。

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